人となりは

人間性は

アナウンサーとしての資質は何処を求めているのかを考えたら、やはりその仕事柄を考えると社交的な性格が有利になるのかもしれません。そういう意味では久米宏さんは適していると考えられます。本人に直接対面したことが有るわけではないので判断を下すのは難しいかもしれませんが、よく言われている久米さんの逸話を紹介しながら久米さんの人間的な泥臭い部分を考察してみましょう。

TBS入社試験の際、赤電話を題材に自由に話してくださいというお題に対して、久米さんは黙考すると10円を取り出して自分の母親に電話して終わったというのです
ある意味では非常にユニークな発想なのかもしれません。久米さん以外の受験者は赤電話を前にして実況方のアナウンサーらしい立ち振る舞いをしていたらしいのですが、久米さんなりにこの電話を題材にした結果として行った行動なのかもしれません。どういう意図があったのかは本人にしか分からないのでなんとも言えませんが、個人的には面白い答え方だったのではないでしょうか。
明るい性格で外国人ともすぐに打ち解けられる人間性だったが、TBSに入社直後はその苛酷な労働環境で体調を崩してしまったためにアナウンサーとしての活動をほとんど行なうことが出来ず、基本的に電話番ばかりしていたというのです。
久米さんの人柄が良いというようなことを評価している人もいる中で、外国人ともすぐにわだかまりなく話せるというのはアナウンサーとしては強みでしょう。しかし入社直後に病弱になってしまってアナウンサーとして活動できずに電話番ばかりをすることになるのも、非常にやるせない気持ちになりそうですね。しかし電話番も大切な仕事だと考えれば、人前でのこうした人当たりのいい性格をしていたことを考えると、ある意味では電話番も適しているのではと思えなくもないですね。
現政権与党派に対する反感的な姿勢を持っているので、徹底的に糾弾するスタンスを持っている
日本人に欠けている意志を存分に発揮している、そんなところではないでしょうか。日本人は特に自身が住んでいる政治や経済的な動きに関して鈍い気概があります、鈍いだけならまだいいかもしれませんが無関心という人が多いともいえるかもしれません。国家における主権を発揮していない国民が多い中で、自分の信条をメディアに出演している人間であるという自覚を持ちながら反政府体制を取るのは非常に勇気のいる行動といえるでしょう。しかしそんな野次を飛ばしたとしても久米さんが何かしらの罰則などを受けていないので、久米さんであっても国民のそうした意志を動かす言動力には至らないのかもしれません。
ミャンマーの軍事政権に対する批判として『ビルマ』と、同国を糾弾していたというのです
久米さんに掛かれば自国はおろか、他国のことにまでその毒舌の矛先を向ける事は躊躇することではないみたいですね。ミャンマーは確かに一時期においては軍事政権時代を築いていたこともあるためかもしれませんが、もしもミャンマーのお偉い方の逆鱗を撫でるようなことをしていればもしかしたら大変なことになっていたかもしれません。そういう意味では自身が目立つところに立っているという認識を少しはもったほうがいいのでは、と思う人も多いのではないでしょうか。
故筑紫哲也さんとの対決が注目されていたときもあります
久米さんの代表的な番組と変わらない時間帯で放送していた『NEWS23』を担当していた故筑紫哲也さんとの番組対決について一時期盛り上がったと一部ではそれとなく話題になっています。放送している時間が重なることを考えたらわからなくもないですが、筑紫さんと久米さんの両人は基本的に関係は穏やかなものとなっていて、実際に久米さんが長年担当していた番組が終了することになった際も、他局にも関わらず賛辞を送ったのも有名な話となっています。

こんな一面も

久米さんの性格を考えてみると人当たりのいい性格をしていると思いますが、久米さんも人間であることには変わりがないことを念頭に入れて話をして行くとこんな一面を持っていたりします。

山口百恵さんの大ファンを公言していて、当時担当していた番組に百恵さんが出演していたときは体を軽くタッチしたり、絶叫するなどの様子を見せていたと言います。
しかしそんな百恵さんが三浦友和さんとの熱愛が報道されると、意気消沈してしまい番組進行に支障をきたすほどの影響を受けてしまっていた。こうしてみると久米さんも非常に人間らしい姿を見たと実感できる瞬間でしょう。ただ出演した際には、自身がメインMCとして担当している番組なのをいい事に、これ見よがしにアナウンサーとしての特権を利用してはしゃいでいましたが、恋人がいることなどを知った瞬間は物凄い意気消沈するなどの姿を見せて番組進行まで困難になるなど精神的ダメージが計り知れなかったそうです。よほど陶酔していたということなのかもしれませんが、あわよくば自分が彼女といったことを心のうちに考えていたのかもしれませんね。ただテレビでこうしたはしゃぎすぎた姿を曝してしまうとそれまでに培ってきたイメージが一気に暴落しそうな気もしなくないのですが、その後の展開を考えても大きな怨恨を残すようなことはないようだったのかもしれません。
身長を180cmと公言していたが、178cmに縮んだと告白した
嘘か真かは分かりませんが、ともかくとして自身の経歴に多少なりとも誤差があったことを告白しています。アナウンサーという職業柄、嘘をつくというのは時に情報番組においてはある意味必須のスキルという風に見て問題ないと思います。こういう言い方をするのは良くないと思いますが、何だかんだで世間的な代償を被ることになる可能性も有ります。まぁ今回の久米さんの例に関しては非常に個人的な事情を考えたとしたら許されるものだと判断して問題ないでしょう。公的な情報について嘘をつくことはいけませんが、個人的なしかもあまり興味関心を引かない話題については問題ないと見なしていいでしょう。
阪神大震災の取材の折に、森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者であり、脳性麻痺の後遺症を抱えている男性と知り合うとその後も交流を続けていて、そんな邂逅を境に森永製品には一切口をつけなくなったというのです
アナウンサーとして活動することで得られる利点かもしれません、実際に事件の被害者と対面して体に障害を残す形になった人と知り合い、その後も友人関係を築くことに成功している辺り、やはりそういった他人との打ち解け出来る性格をしているからこその技だといえるでしょう。